こちらの記事(安くて速くてうまい(簡単)!な無線LANルータTP-Link Archer C1200)でご紹介した無線LANルータと同じ会社の、よりリーズナブルなタイプである、C50をゲットしたので、せっかくなので速度や性能などを比較してみました。
そもそもお得なTP-Linkの無線LANルータ2機種がどんなユーザーに適しているか、見ていきたいと思います。
TP-Link WiFi無線LANルーター Archer C50とC1200 大きな違い
外観はアンテナの本数こそ違いますが、大きさは似たり寄ったりです。
基本的に平置きなのも同じで、背面にフックを引っ掛けられる穴が空いているのも同じです。
穴の間隔を測ってビスやフックを設置すれば、壁掛けも簡単ですね。重いものではないので簡単なフックで大丈夫ですね。
溝のあるボックスを使えば、こんな風に縦置きすることもできちゃいます。
この時、LAN端子が上を向いてしまい、ホコリが溜まりやすいのがちょっと気になります。壁掛け、縦置きするときは何かしらのフタをしておきたいですね。
機能性での大きな違いは、有線LANの最大通信速度と、USBポートを備えているかどうかです。
C1200は有線LANがギガ対応で、最新の光ケーブルを引いている方でも余裕を持って通信を行えます。
また、HDDやプリンターをUSB端子に接続することでネットワーク経由でのストレージやプリンターの利用がカンタンに行えるというわけですね。HDDやプリンターにネットワーク装置がなくてもいいので、その分ローコストな機器で対応可能ということです。
箱の説明書きを見ても、C1200の方が説明文が多い、ということはそれだけ高機能ということですね。
必要に応じて、より高度な通信やセキュリティを実現できるのはC1200の方ですね。
戸建てなら3階建てまで、マンションなら4LDKと、対応規模は同じです。利用人数はC1200が5人と、C50の4人より多いです。
さらに、写真にはありませんがC1200はビームフォーミング技術にも対応しており、通信デバイスに向けてより優先的に電波を送ることができます。
これらを表にまとめると、以下のようになります。
ちょっとマニアックですが、搭載しているCPUも違ったりします。
|
CPU |
WANポート |
LANポート |
USB |
ビームフォーミング |
Archer C1200 |
Broadcom製 |
ギガ対応 |
ギガ対応 |
USB2.0x1 |
搭載 |
Archer C50 |
Mediatek製 |
メガ対応 |
メガ対応 |
なし |
なし |
TP-Link WiFi無線LANルーター Archer C50とC1200 スマホで速度比較
スマホでそれぞれ接続した時点での画面を並べてみました。
リンク速度がC1200はマックスの866Mbpsと表示されていますが、C50は仕様上はC1200と変わらないはずですが、ちょっと数値が低いです。
では、実際スピードテストしてみた結果はどうでしょうか。
これだけ見ると、C50はC1200に比べると、だいぶ数値的に見劣りしているように思われます。
(左がダウンロード、右がアップロード速度です。C50はルータを1階に置き、2階の6M離れた場所で、40Mbpsを上回るダウンロード速度が測定できた、と読み取れます。C1200は200Mbpsを超えています。)
ただ、実際にスマホでネットサーフィン、アプリのダウンロード、高画質動画の視聴を行うにあたりどれくらいの通信速度なら快適なのかを知っておく必要があります。
一般的に快適と言われる通信速度はネットサーフィンで1Mbps~2Mbps、アプリのダウンロードで3Mbps、高画質動画の視聴で3Mbps~5Mbpsとされています。
すなわち、単純に数値だけを比較するとC50が劣っているように見えますが、実用的な速度という面で考えるとC50でも十分に快適な通信速度を実現していて、むしろC1200のスペックがずば抜けていると言うこともできます。
上記のテストはスマホ1台でのテストなので、これを3台、4台と同時に利用するとまた違った数値になると思います。
TP-Link WiFi無線LANルーター Archer C50とC1200 こんなユーザーにオススメ
それぞれの機種のスペックや通信速度チェックを踏まえて、オススメのユーザー像をまとめてみると、
C50
・一人暮らし、または少人数の家族構成
・ローコストにWi-Fi環境を構築したいが、11acは必須
・有線LANでのネット構築はあまり考えていない
・そもそも大量のデータのやり取りがない
・もっといえば、パソコンを持っておらず、スマホやゲームで通信するくらい
C1200
・3人から5人程度でみんながスマホやタブレット、PCを使う
・より高品質な通信であればそれに越したことはない
・とはいっても、Wi-Fiルータに何万も掛けたくない
・旅行やイベントの写真・ムービーを家族で共有したい
・プリンターも共有でよく使う
といった具合になります。
Amazonで見てみると、実は価格は1000円ほどしか変わりません。
記事作成時点で、C1200が4614円でした。
NECのルーターを2万も出して買った私は本当にバカモノです・・・。
TP-Linkはまだまだ日本での知名度が高まってきていませんが、世界的な無線LANルータのシェアは約50%あり、日本のメーカーが決して対応してくれない、「3年保証」という圧倒的長期間に渡り保証を提供してくれます。
NECやバッファローを前提に無線LANルータを選んでしまいがちですが、高性能・低価格を挑戦的に実現しているTP-Linkの無線LANルータも検討してみるときっと良いことがあると思いますよ。
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